1月15日は小正月。
元日から七日までを「大正月」と呼び、これに対して、「小正月」と呼ぶようなんですが、最近は言葉自体をあまり聞かなくなったように思います。
本来一般的には、1月15日の「小正月」をもって、正月の行事が終るとされています。
歳末から正月と忙しく働いた主婦や女達をねぎらう意味もあり、この日は女達だけの正月としている地方もあり、別名「女正月」。
私はそこそこ都会に住んでいるので、あまり意識することもないです。
でも、1月15日に毎年やっていることは、小豆粥を食べること。
食べてばかりで、これまた七草粥に引き続き、お粥さんです。食べることは忘れません。ハイ。
そういえば、以前は1月15日は『成人の日』として国民の祝日にもなっていましたっけ。それで、休みの日の朝には小豆粥というのが子供のころの記憶なのですが・・・。もう祝日でもないので、ゆっくりもしていられませんね。
私は 小豆粥も 炊飯器で作ってしまいます。
タイマーで朝にできるようにして、朝ごはんにお粥を食べるようにしています。
さすがに小豆を炊飯器にいきなりぶち込んでお粥を作るのは無理なので、小豆は前日早くから仕込みます。
【作り方】
■小豆は洗って30分から1時間は水につけておく
■鍋に洗った小豆と水を入れ強火で5分程ゆがく。そのあと ざるにあげ、汁は捨てる。
■お米を洗って、炊飯器に入れる。お米と水 1:5で こころもち多めに入れておく
■冷めた小豆も炊飯器に入れて、お粥モードでスイッチオン!
■鏡開きをした鏡餅を小さく切って、電子レンジで軽く温め柔らかくする。
■でき上がったお粥に、塩を適量、お餅も入れて10分ほど炊飯器保温で放置で完成!
こんなずぼらな炊飯器レシピで作っております。
本来のお粥であれば、小豆も何回か煮こぼして炊き上げ、お米から土鍋でお粥もつくるんですよね。でも、最近の炊飯器は高性能で、圧力鍋になっているものもあり、結構おいしくでき上がります。
でも、小豆粥、私の家族の中ではあんまり喜ぶ人はいないんですよね。甘くない小豆とお米のコラボは、受けがよろしくない。かといって、韓国の小豆粥、パッチュクでしたっけ? みたいにお汁粉チックなものにするわけにもいかない。
付け合わせでバリエーションをつけて、食べてもらうのが一番良いようです。
オーソドックスなのは、黒ゴマ塩を振ること。これは赤飯と同じで定番。
他は、少し味の濃いものを。佃煮昆布など併せるといいですね。小豆と昆布は相性がいいですよ。野沢菜づけのような葉っぱ物の漬物でも、味がしっかりしたものがいいかと。七草粥のような白粥と違って、梅干しのように酸味がきついと小豆に合わない感じがします。
さてさて、実はこの小豆、最近になって、抜け毛や薄毛を改善する効果がある食べ物として注目されているとか。
あずきにはサポニン、ポリフェノール、カリウムなどの成分が多く含まれているんですね。このサポニンには強い溶血作用=血栓を溶かして、血液の流れをスムーズにする働きがあります。ポリフェノールには体内の老廃物である過酸化脂質の生成を抑えて血管の柔軟性を維持する効果があるし、カリウムは血液中に流されている老廃物を早く体外に排出させる働きがある。
小豆のポリフェノールは、赤ワインなんかよりもさらに質が高く、血液や脂質の質をよくして 循環を促してくれるんですよ。
抜け毛、薄毛は、頭皮の血行不良から始まります。あずきを積極的に食べることによって、血液の循環が良くなり、頭皮の状態が改善され、新しい髪の毛が生えてくる最適な環境を整えてくれるんですね。生活習慣病の改善にも効果があるとされています。
和菓子で甘い小豆は食べることがあるかもしれないですが、普段のおかずで小豆を食べることって、少ないですよね。昆布と小豆の煮ものとか、かぼちゃと いとこ煮にするとかぐらいかな? 小正月は良い機会なので、小豆粥を積極的に食べてみてはいかがでしょう?
そして、頭皮に有効成分がいきわたるように、毎日のマッサージを忘れずに!
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