
シャンプー後の髪の毛の乾かし方で、抜け毛の量も変わることをご存知でしたか?女性の薄毛・抜け毛を防ぐにはドライヤーの使い方にも気を配りましょう。自然乾燥とどちらが良いのかについても紹介します。
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ドライヤーすると抜け毛が多い!減らすための対策は?
洗髪後の髪を乾かす際のドライヤー、どんな風に使っていますか? ドライヤーで乾かしている最中や後にも髪の毛が抜けていますよね。
実は、間違ったドライヤーの使い方をすることで、抜け毛を増やしていることがあるんです。
ドライヤーの使い方を見直すだけで、抜け毛の数を減らすことができます。ドライヤーの後の抜け毛の数を数えて憂鬱になるよりも、具体的な対策で抜け毛を予防していきましょう。
抜け毛を防ぐにはドライヤーの前にしっかりタオルドライ
濡れた髪をドライヤーで乾かす前に、タオルで水分をしっかり取っておきましょう。
髪から水滴が落ちるくらい濡れている状態からドライヤーで乾かすとなると、長時間熱風を当てなければならず、髪と頭皮への負担は大きくなります。
洗髪後の髪にタオルを当てたり、髪をはさんで、軽く抑えたりぽんぽんと叩いたりして、水分をタオルに吸わせていきます。
決して髪や頭皮をタオルでゴシゴシこすらないこと! 髪の表面のキューティクルが痛んでパサつきの原因になりますし、頭皮を摩擦することで、生え始めの若い毛を抜いてしまうことにもなりかねません!
生えたての髪のことを「新生毛」といいますが、新生毛は過剰な摩擦で抜けてしまうことが多いのです。シャンプー後のドライヤーで先端の細い短い毛がたくさん抜けるようであれば、摩擦を減らすことが大切です。
頭皮、髪の根本、毛先まで、しっかりタオルで押さえて、水分を取っていきましょう。
シャンプー後のドライヤーは熱から頭皮と髪を守りながらする
ドライヤーの熱で髪と頭皮を傷めないように、ドライヤーと髪の毛は20センチ以上離して使います。
20センチって、思ったよりも離れていますよ。私も20センチは離して使ってるよ!と思ってたのですが、実際に定規で測ってみたら10センチちょいしかあけてなくて、ああ~自分の感覚って信用ならないなって思いました。本気でやるなら一度綿密に自分の感覚を定規で確認することをお勧めします。効果が出る出ないって、こうした行動の差だと思います。
ドライヤーをかけるとき、髪の毛をバサバサと手で揺らすのは、実はNGです。ドライヤーの方をゆらゆら揺らして、一か所に集中して熱風が当たるのを防いでいきます。
同じ箇所に3秒以上熱風を当て続けると、頭皮に熱のダメージが加わり、乾燥や、下手したらやけどのようになってしまいます。髪の痛みの原因になります。一度自分の手の甲に、20センチ離してドライヤーの風を当ててみてください。結構熱いと思います。頭皮は手よりも鈍感です。だからといってダメージがないってわけじゃないんですよね。感覚がなくっても結構頭皮をいじめていますから、気を付けましょう。
また、頭皮に垂直に熱風を書けるのではなく、髪が生えているのと同じ方向に風を当てて乾かすと良いです。髪のキューティクルと同じ方向に風を当てることになるので、髪の毛の痛みが少なくなる上に、頭皮を熱から守ることもできます。
熱ではなく、風量で乾かす
ドライヤーにいくつか風邪や熱のモード切り替えがついている場合は、大き目のワット数で最大風量で乾かします。
熱の力ではなく、風のパワーで乾かすと、頭皮と髪の傷みが少なくて済みます。新たに購入される場合は、風量の大きなものを選んでください。
最近のドライヤーには、ヘルシーモードとか、頭皮モードとか、乾かすためのモードとか、名前はメーカーによって違いますが温度が低めの設定があるドライヤーが販売されています。
スタイリングは高めの温度で短時間で髪をクセづける必要がありますが、乾かす場合は温度は低めにしたほうが頭皮と髪のダメージは少なくて済みます。かといって冬に冷風を使うと乾く時間もかかるし頭も寒いので、低温の温風がでるドライヤーは重宝します。
ドライヤーで乾かした最後は冷風で引きしめる
頭皮はまんべんなく乾かします。髪の毛は80%ぐらい少ししっとりしているくらいで十分です。
この時点でドライヤーを冷風モードに切り替えて、頭皮と髪にあてます。
頭皮の無駄な熱を冷まして毛穴が引きしまります。髪のキューティクルも冷やすことで引き締まり、ダメージに強い状態にすることができます。
冷風を当てて熱が取れてから、最後にブラッシングをして終了です。
髪が濡れている状態で、頭皮にブラシを当ててブラッシングはしないこと。あくまで乾いて、熱も取れた状態で行います。
抜け毛にドライヤーが悪影響なら自然乾燥じゃダメ?
いろいろと薄毛の情報を見てみると、育毛にはドライヤーを使わないほうが良いって話もよく聞きます。
ドライヤーの熱と刺激が頭皮に良くないという理由だったり、単純にドライヤーの風を当てると抜け毛が増えてしまうと思われていることもあります。
実際のところどうなのかと思って書籍で調べたりシャンプーメーカーに電話で聞いてみたり、と私なりに調べてみました。
女性の薄毛改善を目的とした場合、おおむね結論は、
・頭皮のためには、高温の熱は加えないほうがよい
・髪の毛は濡れたままだと痛む
・濡れた頭皮で雑菌が繁殖し、痒みや、炎症、ニオイが出て抜け毛につながる
ということでした。
まず「ドライヤーの熱」が頭皮に悪いことは確定でした。
ただし、あくまで熱が悪いわけで、風で乾かすことは悪くないんですよね。強い風で髪が抜けると思っている方もいるかもしれませんが、そうではないんです。(風で抜けるんじゃないかと心配するほど、女性の抜け毛はデリケートな問題だし、気持ちもわかりますけどね)
むしろ頭皮の抜け毛を増やすのは「熱」そして「摩擦」などの過度の刺激です。ドライヤーを使う際には、熱と摩擦を極力減らすようにすれば、抜け毛につながる頭皮ダメージを減らすことが可能になります。
さらに、洗髪後の頭皮に、保湿力がある育毛剤や化粧水をつけて、ドライヤーによる乾燥から頭皮を守ってあげるのも効果的です。
乾かさない場合は、髪の毛への影響が大きくなり、結果的に抜け毛につながるケースがあります。
シャンプーの後に髪の毛を乾かさないでおくと、髪の毛のキューティクルが開いてしまい、髪が痛むことがあります。これは美容室などでもよく言われていることです。髪が痛むと絡まりやすくなり、ブラッシングした時に髪を引き抜いてしまいがちです。女性の薄毛の場合は特に髪の毛が痩せて細く、うねりを伴う場合が多いですから髪の傷みと絡まりにより引き抜いてしまう問題が起きやすいです。髪が長い人は特に注意が必要です。
最後に頭皮を濡れたまま放置すると、雑菌が繁殖する場合があります。
頭皮に湿疹や乾燥、ニオイやべたつき、カユミがすでにある人は髪を乾かさないで寝ると、症状が悪化することがあります。
これは、濡れた頭皮と髪の毛の間で体温で蒸れが生じ、菌が繁殖しやすくなってしまうからです。
しかし、頭皮が濡れたまま寝ても、こうした症状が出ない人もたくさんいます。頭皮の常在菌のバランスと、皮脂の分泌量によって、症状が出るかどうかが決まります。頭皮のphの問題もあります。頭皮が自分の力で弱酸性に保たれていないから菌が繁殖するわけで、健康な頭皮は濡れたまま放置しただけでひどくなることはありません。特に自然乾燥で問題が起きない人は、頭皮的にはそのままでもOKなのです。
濡れて放置した頭皮にトラブルが起きるのは、頭皮にスタイリング剤やシャンプーやトリートメントの不要な成分が残っていることでも起きます。つまりドライヤー云々の前にシャンプー段階での問題も同時に解決しなくてはいけません。
症状があるけれどドライヤーを使いたくない場合は、菌対策の成分が入ったシャンプーを使って、先に頭皮環境を整えるのが良いでしょう。薄毛や抜け毛対策用のシャンプーではなく、スタイリング重視のシャンプーやトリートメントを使っていると、こうした症状が出ることがあります。ドライヤーで髪を乾かすかどうかの問題の前に、シャンプー方法や食生活の見直しを行うのが根本解決にもなります。
そのうえで、ドライヤーの低温の風で乾かすようにすれば、コンディションを整えることができるでしょう。
まとめ
本来、頭皮もお肌と同じです。
例えば、洗顔後の顔のお肌に熱風を当てたら、肌が乾燥したりやけどしますよね。頭皮も同じなんですね。
でも、髪が長い人、絡む人は特に、濡れたままにしておくとブラッシングで髪の毛を引き抜きがちです。そう考えると一般的には髪はドライヤーで乾かしてあげるのがいいようですね。
育毛を意識するならば、温度を下げ、風量を上げ、風をあてる方向を工夫して、できるだけ頭皮へのダメージを減らすことを考えましょう。
個人差もあると思いますので、今回紹介したドライヤーの使い方と自然乾燥で比較をしてみるもの良いかもしれません。私は髪が長いのでいつも乾かすようにしています。
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