
女性の薄毛を改善するのにアロマテラピーが使えるって聞きましたが、本当に効果があるのでしょうか。
女性の薄毛改善に使える精油は?逆に危険はないの?更年期や産後の薄毛に使う場合などなど、薄毛に使えるアロマをまとめてみました。
もくじ~見たいところへ飛べます
女性の薄毛になぜアロマテラピー?
女性の薄毛、抜け毛にアロマテラピーを活用する方法があります。
私がこの方法を知ったのは、私が薄毛になるまえ、リラクゼーション目的でアロマオイルのマッサージを受けたときに、ちょろっとセラピストの方が言っていたことです。
一言、「ストレスが減って抜け毛が減る方もいらっしゃるんですよ」と言ってました。
その当時は薄毛に悩む前、30代前半でした。
40代になって、薄毛に悩まされて、確か・・・、と思い出しました。
それで最近調べなおしをしたんですね。なんで薄毛に香りなの?って。
アロマテラピーとは
そもそも、アロマテラピーとは、アロマ(芳香)とテラピー(療法)をくっつけた言葉。
植物の持つ香りを利用した自然療法ですね。
芳香性植物の中のエッセンシャルオイル(精油)を使って、嗅覚を刺激する療法を指します。
エッセンシャルオイルって、オイルとは言いますが、油というよりは大量の植物から取れる香りのエキス。
香りの分子が鼻から取り入れられ鼻から脳の大脳辺縁系に達します。
そして自律神経や本能を司る脳の視床下部、脳下垂体にも伝えられ、香りとして認識しリラックス効果や活性化をもたらします。
感情やホルモンを司る大脳に届いた香りによって、ココロやカラダをリラックス&リフレッシュすることができます。
その方法は、ストレスの多い先進社会で好まれています。
イギリスやフランスでは、アロマセラピスト達が病院などでも活躍しているほどだとか。
日本でも最近、医療アロマセラピストなんていう言葉が登場しています。
アロマテラピーを医療に取り入れる目的は、
香りによるリラックス効果から自律神経系を整える方法
だということです。
メインの方法は、芳香浴(お風呂にいれる)やオイルマッサージです。
心身共に「気持ち良い」と思う体験が、免疫・ホルモン系に良い影響を与えてくれます。
逆を言うと、どんなに良いアロマを使用しても、そのアロマの香りが嫌いだったり、触られるのが嫌でリラックスできなかったりすると・・・、思うように効果が出てくれないことも多いのです。
アロマオイル(精油)のそれぞれの作用や特徴に加え、好みも大きくかかわってきます。
アロマテラピーの薄毛への効果
メインの薄毛へのアロマの効果は、「嗅覚を刺激して、ストレス状態を緩和させる」ことです。
体全体のリラックス効果、全体への作用です。
ストレスから来ている女性の薄毛に効果があると考えても良いですね。
二つ目は、殺菌作用や抗炎症作用、ホルモン様作用のある精油を、オイルや化粧水に加えて、体に塗ったり刷り込んだりして、効果を出す方法があります。
頭皮のトラブルやホルモンのアンバランスを狙って改善する局所作用です。
アロマの精油に期待できる作用はいろいろあり、精油の種類によって異なります。
頭皮の状態に応じてマッサージオイルに取り入れて使用することもできます。
アロマテラピーを薄毛改善に取り入れるには?
もし、薄毛の改善に自分でアロマテラピーの精油を使いたいのであれば、以下の方法がいいでしょう。
沐浴法
精油を入れたお湯に全身または一部を浸ける方法です。
・浴槽に適温の湯をはり、精油を入れて、よくかき混ぜてから浸かります。
全身浴なら浴槽に1~5滴、手浴・足浴なら洗面器にお湯を張って1~3滴
芳香浴法
精油を拡散して香りを楽しむことで、心と身体のバランスを整える方法です。
・ティッシュペーパーやハンカチ、枕やシーツに1~2滴垂らす。
・アロマポットやアロマディフューザーで、お部屋に香りを拡散させる
トリートメント法
精油を希釈したトリートメントオイルを身体や顔に塗布する方法です。
植物性のオイルに精油を1%以下(フェイスの場合は0.5%以下)の濃度になるように混ぜて塗る
全身のリラックスには沐浴や芳香浴ですね。
頭皮のケアにはトリートメント法で、オイルマッサージに使ったり、育毛剤やシャンプーに入れるのも良いですね。
但し、精油の中にはホルモン作用があり、体調によっては使用できないものが出てきます。
妊娠中や産後に使うとNGなアロマもありますので、注意が必要です。
使用のルールはしっかり守る必要がありますね。
女性の薄毛改善に良いアロマオイル
アロマテラピーに用いられる精油の数は300種類以上もあります。
その中から、一般的に、女性の薄毛に効果的と言われるものを挙げてみます。
イランイラン
ローズマリー
パチュリー
ジャーマンカモミール
ローマンカモミール
ヤロー
クラリセージ
シダーウッド
フェンネルメリッサ
ラベンダー
ひとつだけを使用してもいいのですが、アロマは、様々なものをブレンドすることで、作用を引き出し合うことも可能です。
香りもブレンドすることで、自分好みに仕上げることもできます。
ブレンドで作用を倍増させるのは、漢方薬に似ているかもしれませんね。
自分にピッタリにブレンドされたアロマオイルは、1つで様々な症状を緩和できるようになります。
リラックス効果があってお肌のくすみも薄毛も改善された!みたいな感じ。
先ほど挙げたアロマオイルでも、作用はそれぞれ複雑に違います。
例えば、更年期の薄毛、産後の薄毛、仕事のストレスによる薄毛、など、女性の髪の毛が抜けてしまう背景には様々なストレス要因、ホルモンバランスの乱れの原因があります。それに合わせてアロマを選んでブレンドすれば、より効果的になるでしょう。
円形脱毛症にアロマ
ストレス性の円形脱毛症に効果のあるアロマ精油は、
レモン
ロ-ズマリ-
カンファ-
など頭皮の毛細血管を拡張して血流を増やす作用のあるものを選びます。
併せて、ストレスを軽減するために
イランイラン
ロ-ズウッド
を組み合わせて使うと良いとされています。
更年期の薄毛にアロマ
更年期障害に効果的と言われるアロマは、
ゼラニウム
イランイラン
サイプレス
クラリセージ
特にゼラニウムはイライラや不安をやさしく静め、穏やかにすると共に、ホルモンのバランスの調整効果がすぐれている精油です。
産後の抜け毛にアロマ
産後はホルモンバランスが大きく変化し、いっぺんに抜け毛が進行することがあります。
一時的なことなので、半年から1年で元に戻るのですが、産後の体力回復が遅れると、長引くことが多いです。
赤ちゃん中心の新生活に気を遣う毎日、当たり前にできていた家事も、自分がやりたいことも思うようにできないストレスで、体も心も疲労が貯まって抜けなくなることも多いです。それが長引く抜け毛や薄毛につながります。
イランイラン
クラリセージ
ローズマリー
で、心身をいやして、早期の抜け毛脱出を図りましょう。
ペパーミント、マジョラムは授乳中は禁忌といわれています。
ペパーミント等ミント類の精油は母乳の分泌をおさえてしまう可能性があります。
アニス、アンジェリカ、セージのような作用が強く、ホルモン作用が強いものもNGになります。
といっても、マッサージに使うのがNGであって、香りを楽しむ、お風呂に入れる分には特に問題はないと言われます。
また、大人が使用する場合でも、お風呂に入れて子どもも一緒にアロマに触れる場合は低い濃度で。
小さい子供や赤ちゃんに禁忌となるアロマもあるので、基本は一緒にアロマに触れることのがないようにしたほうが無難ですね。
ハンカチにアロマをしみこませて、時々香りを嗅ぐ方法がいいかもしれません。工夫をしていきましょう。
アロマテラピー効果のある育毛剤を活用する
アロマを育毛に取り入れる簡単な方法は、育毛に効果的なハーブのエキスが入った育毛剤を使うことです。
私が育毛に使ってきた育毛剤は、ダマスクローズをベースに、天然植物精油を中心とした30種類以上の香りを組み合わせて育毛に必要な血液循環やリラックス効果を出しています。
(私は特にアロマ効果を狙ってコレを使い始めたのではなく、改善効果が高かったという触れ込みで選んだのですが・・・。)
とても控えめな香りがふわっと優しく立ち上がり、あとは気にならないレベルにスーッと消えていくので、お手入れが楽しみになります。
自分で選ぶのが難しい場合も、こうしたアイテムにアロマを取り入れるのもいいかもですね。
おわりに
アロマテラピーは、心身をリラックスさせ、頭皮の改善に導くアイテムです。
いろんな精油があって迷ってしまいますよね。アロマの世界は奥が深いです!
一番良いのは、あなたの体質や精神状態に合わせて、アロマのプロに独自のブレンドをお願いすることです。
どんなに良い作用があっても、自分が好きな香りでなければリラックスできず、効果を感じることもできませんので、
効能と好みをうまくバランスして取り入れたいですね。
★お知らせ★
ご要望にお応えして、サイエ式育毛発毛プログラムの内容詳細を公開しました こちら⇒
