女性の方、髪の分け目を見たときに、頭皮が赤みを帯びている事がありませんか？抜け毛や薄毛につながっている可能性があります。どうして頭皮に赤みが出てしまうのでしょうか。
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女性の頭皮の赤みとは？問題があるの？
鏡で頭皮を見たときに、なんだか頭皮が赤みを帯びていることがありませんか？
既に頭皮のかゆみがあるとか、フケがあるとか、湿疹や乾燥・頭皮ニキビや吹き出物で悩んでいる人は、
頭皮の赤みを自覚されていることが多いかと思いますが、
全く不快な症状がなく、頭皮がなんとなく赤みを帯びているだけの場合もあります。
なかなか、頭皮だけを自分で意識してみることも少ないので、気がついてない人もいるんですよね。
私も頭皮が一部赤かったり、褐色になっていたり・・・を経験しています。薄毛の部分が赤みを帯びていることもあり、頭皮の状態としては良くないのでは？と感じていました。
正常な頭皮と頭皮の赤み
正常な頭皮は、自分の顔の色より青白い感じです。
うちの男の子が坊主頭にしたときには、「青々してるね～（笑）」なんていいましたが、
自然な状態だと、青白いものです。
赤いのは、なんらかの原因で頭皮が炎症を起こしている状態です。
日本薬学会第129年会 研究発表内容でも、
頭皮の皮膚機能についての調査が明らかにされていて、
頭皮の正常な部分と赤み部分の皮膚機能の違いについて、様々な比較調査を行った結果、頭皮の赤みの部分では、皮膚内の水分が蒸散し、皮膚バリアー能力が低下していることがわかっているそうです。
また、同じ研究発表で、抜け毛（異常毛根）の関連性も指摘がありまして、
頭皮の広い範囲で赤みがある人ほど、シャンプー中の抜け毛に異常な毛根が多く認められ、
この異常毛根は、主に乾燥性の脱毛症で認められる毛根と同じだったそうです。
つまり、明らかに頭皮の赤みは、抜け毛につながるということ！！ なんです。
頭皮の赤みにつながる様々な原因
一口に、頭皮の赤みと言っても、その原因はたくさんあります。
ただ赤いだけなのか、痛みを伴うのか、炎症が外部からの刺激なのか、体の中から来ているのか。
原因と考えられるものを挙げてみます。
１：頭皮の日焼け
外で紫外線をたくさん浴びると、頭皮も日焼けします。
夏の頭頂部は一番日光を浴びています。
通常頭皮は皮脂で保護されていて、紫外線からのダメージから守られていますが、
長時間日光に当たれば、ダメージの方が大きくなってしまいます。
また、皮脂分泌が不足していたり、過剰に皮脂を取り去られた乾燥肌の場合は
保護機能が少ないので、紫外線のダメージも受けやすくなっています。
２：カラー・パーマ・白髪染め・整髪料でのかぶれ
カラーやパーマ剤は刺激もきつい場合が多いので、頭皮が荒れることは良くあります。
毎日の整髪料が頭皮について、きれいに洗い流せていない場合なども、
頭皮のかぶれ＝赤みにつながります。
３：脂漏性皮膚炎・アトピーなどの皮膚疾患
皮膚疾患で頭皮が炎症を起こしている場合です。フケやかゆみも伴うことが多く、
ひっかいたりすれば、症状を悪化させ、さらに炎症が広がってしまいます。
皮膚科の診察を受けてみましょう。
４：頭皮の皮脂分泌が多すぎる
油やけの状態。頭皮環境が悪化し、皮脂の分泌が増加すると毛穴が詰まって炎症をおこし
頭皮が赤みを帯びてきます。
過剰な皮脂を頭皮にそのまま残しておくと、皮脂が酸化します。
酸化した皮脂＝過酸化脂質は、頭皮刺激を伴うようになり、炎症の原因となります。
食生活の乱れや、ストレスなどでも皮脂は増えてしまいますし、シャンプーで皮脂を取りすぎても皮脂は過剰分泌されてしまいます。
５：間違った洗髪方法
シャンプー剤が肌質に合っていない
洗浄力が強すぎて皮脂を取りすぎている
頭皮を洗う時に力を入れ過ぎている。
爪を立てて頭皮を洗っている
シャンプーやトリートメントのすすぎが甘く、頭皮に残り炎症を起こしている。
頭皮を洗うお湯の温度が高すぎる・・・など。
洗い方やシャンプー剤を変えることで改善が可能です。
リンスやトリートメント・コンディショナーをやめたり、頭皮につけないで毛先だけにつけるよう工夫しただけで改善されることもあります。
頭皮を鏡で見てチェックしてみて、何が原因なのか、
振り返ってみるところから始めましょう。
原因がわかったら、頭皮の赤みを正常にできるよう、具体的に対策をして
抜け毛・薄毛を防ぐ事につなげていきましょう。
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