
さて、前回のページでは、
・必要な栄養素
・必要な栄養素が豊富な食品
をご紹介しました。
また、
別のページで、避けるべき食品のご紹介もさせていただきました。
これらを踏まえて、
もう一つ食事で気をつけるべきことがあります。
それは何か・・の前に、ちょっとオモシロイものをご紹介。
薄毛世界地図。
トリップアドバイザーという旅行者向けの情報サイトに掲載されています。
https://tg.tripadvisor.jp/Thinning/
こんなのあるんですね^^
成人男性の薄毛率が高い地域がマッピングされているんです。
データ元は アデランス だそうです。
そして気になる順位は、
1位 チェコ (プラハ)
2位 スペイン (マドリード)
3位 ドイツ (フランクフルト)
4位はフランス、5位はイギリスとヨーロッパ勢が、6位にはアメリカが登場。
この地図からわかること。
薄毛の多い国に共通すること。
それが食生活。
チェコは肉料理がメインの食事で、濃厚で塩辛いソースをかけて食べるお土地柄。
新鮮な野菜は少なく、さらに、一日5食をとる風習があるそうですね。
ピルスナーやラガービールの発祥の地で、ビールをたくさん飲まれます。
2位のスペインも一日5食。
内陸部のマドリードの郷土料理は肉の煮込み料理がメイン。ワインを飲みながらの食事です。
「伝統的」な朝食は、人気のチュロスに砂糖をふって、もしくはホット・チョコレート、
多くのスペイン人は1日に何杯もコーヒーを飲み、伝統的にはデザート後にコーヒー。
(地中海地方は肉、魚、野菜、米などを使用したバラエティに富んだ食事なんですが・・・。地域差が激しいです。)
ドイツはソーセージとビールが有名な国。
普段の食事はパン、ジャガイモ、肉、ソーセージ、チーズ。塩辛い味付けが多いです。
これに季節の野菜、といっても、ホワイトアスパラなどや漬け物が少々という生活です。
共通点は
・ 大量の「肉」をメインに食生活が組み立てられているということ。
これが大きいのではないでしょうか。
肉を食べる量が多いと、どうしても高カロリー、高脂肪の食事になってしまいます。
血液中の脂肪が多いと、血流が悪くなり、血行不良になります。
LDLコレステロールが多くなり、生活習慣病になりやすくもなります。
さらに、上位3カ国(3地域)の共通点として、
・ 「野菜や海藻」が少ないこと
があげられます。
肉を食べたとしても、同じかそれ以上の野菜や海藻を取ることで、たんぱく質を代謝するビタミン・ミネラルを
たっぷり摂取できます。
ビタミンB2は脂質の代謝を助けてくれ、ビタミンB6は脂質とたんぱく質の代謝を助けてくれます。
ミネラルもたんぱく質と脂質の消化と代謝に不可欠なんですよね。
ミネラルが不足すると酵素を作り出すことができなくなり、ビタミンの機能も発揮できなくなります。
よく、スポーツや登山、受験の前日に、翌日に向けてスタミナをつけようとお肉をたっぷり食べたのに、
翌日はなんとなく疲れを感じて、さっぱり力を発揮できなかった・・・という話を聞きますが、
これは肉を代謝するだけのビタミン・ミネラルが不足していたということなんですよね。
で、髪の毛の話に戻ります。
髪も同じで、細胞分裂を促進するためには、たんぱく質を消化してアミノ酸に分解し、毛根へ血流によって届けられ、
細胞分裂によって髪を生成するために、同時にミネラルやビタミンを使うのです。
自分で消化できない程のたんぱく質や脂質を食べ、ビタミン、ミネラル不足に陥ったら、
髪の毛を生やすことができないわけです。
世界薄毛地図の調査は男性の結果ではありますが、
食事が薄毛に与える影響は、女性も同じ。
日々の食事で、脂の多い肉をたくさん食べていないでしょうか?
お肉を食べる時に、新鮮な野菜や海草も一緒に食べていますか?
たくさんのお野菜や海草を食べていると、お腹がいっぱいになるのも早いので、
自然と一緒に食べるお肉の量も減るはずなんですよね。
・たんぱく質や脂質の量のバランス
・食べるものの種類のバランス
両方が大切です。
お肉を食べるにしても、
できるだけ、赤身の肉を選ぶ、ビタミンA・B・鉄分亜鉛も多いレバーを選ぶなど、
工夫をしてみましょう。
油を大量につかう調理法の料理を避けることも効果的です。
(バターたっぷりのソースや煮込み、アヒージョ、)
一回の食事で取る肉の量は100g程度。
一日1回食べれば、実は日本人の食事では十分なたんぱく量が得られるとされています。
(厚生労働省 食事バランスガイドによる)
焼き肉したら、あっという間に食べすぎてしまいますね~@@;
前回のページでも、たんぱく質やビタミンの多い食材として、お肉や乳製品も紹介しましたが、
どうしてもお肉にすると、脂肪分も多くなりがちなんですよね。
たんぱく量と共に脂質が多くなると、脂質代謝にビタミン・ミネラルが使われてしまうのと、
血中脂質が多くなり、血流悪化も気にしなくてはなりません。
たんぱく質を摂るなら、魚や大豆から取るほうが、圧倒的にバランスが取りやすいです。
薄毛を改善させたいなら、
食事のバランスも気にしながら、食生活を見直してみましょう。
ちなみに、アンチエイジング権威者であるベンジャミン・フランク博士は、
著書「老化は食べ物が原因だった」の中で、
「髪の毛を生やしたければ、週に4回イワシの缶詰を食べなさい」
と言っています。
青魚のDHAが血液サラサラにしてくれる上に、必須アミノ酸9種が全て取れます。
必須ミネラル…カルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウム、セレン、鉄がとれます。
緑黄色野菜の副菜でビタミンを補充し、
ご飯と、わかめやもずくのお味噌汁を添えれば
薄毛対策に理想的な食事の完成です。^^
日々の育毛エッセンスでの頭皮ケアに食わえて、栄養状態も良くしておけば、薄毛改善も進みますよ!
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