
当サイトでも、頭皮のオイルクレンジングに活用できるとご紹介した椿オイル。
平安の時代から、女性の髪をツヤツヤにしてきた、髪に良いオイルではあるのですが・・・。
実は、私の叔母が この椿オイルで ハゲました。
そりゃぁもう、見事に頭頂部からハゲました。
これを目撃したのは、かれこれ、20年ほど前です。この記事を書いている時点で、叔母は68歳、
当時の叔母は50歳手前だったことになります。
当時、叔母は白髪も増えて、髪もパサつくと言っていたと記憶しています。
で、何かの機会で親戚の家に泊まりに行った時に、「いいものがあるのよ~」と、叔母が椿オイルの瓶入りのをもってきて、
「椿油は髪にいいのよ~♪ ツヤツヤになるし、女性の髪にいいからつけているのよ~」
と、私に教えてくれました。
「こうやって、てってって~♪ と頭につけるのよ~ ♪」
叔母はそう言って、瓶から頭皮へ直接、椿オイルを振りかけたのでした。
「まゆこちゃんもつけるといいわよ。髪がツヤツヤになるし、まとまるわよ~。綺麗な髪が生えてくるわよ~」
「こうやってね~ 頭に てってって~ ってしてたら 髪きれいになるのよ~」
「てってって~ ってね~」
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それからしばらくして叔母に再開したとき、頭頂部が見事に禿げておりました。
当時の私は、別に髪をきれいにしたいとか、悩みもなかったので、叔母に勧められても椿オイルの事はすっかりスルーしていたのですが、
この禿げた叔母の姿を見て、心底、椿オイルを使わなくて良かったと思ったのでした。
で、この話だと、椿オイルが悪者のように聞こえるかもしれませんが、そうではありません。
悪いのは、使い方です。(今だから分かる)
叔母は、オイルが良いからと、髪や頭皮に直接たっぷりとつけてそのまま過ごしていたんです。
大量のオイルを瓶から頭皮へ直接付けて、そのまま頭皮につけっぱなし。
朝も、お風呂上がりにもつけていたのです。
頭皮はずっと皮脂でベトベトの状態。明らかにつけすぎです!
これじゃあ自前の皮脂と一緒になって毛穴が詰まってしまうし、菌は繁殖しやすくなるし、
どんなに良いオイルだったとしても、つけっぱなしだと酸化は免れないので、頭皮は老化していく一方。
脂症の状態を自ら作り出してるようなもんですから、当然抜け毛につながるというわけです。
瓶から直接、頭頂部へオイルをつけていて、一番たくさんオイルがついてしまっていた頭頂部から抜け毛が進行していって禿げてしまったのです。
椿オイルは、ブラッシングの時に、髪にだけつけてあげると本当にキレイにツヤが出ます。
乾燥している皮膚に薄くつけると保湿になります。
頭皮にたっぷりつけてマッサージした後に、キチンとシャンプーで落とせば、皮脂汚れを浮かして落とすクレンジングとして力を発揮します。
でも、間違った使い方をしてしまうと、こんな叔母みたいなことになっちゃうんですね。(^^;
きっと、「椿オイルは髪に良い」と聞きかじって、とにかくつけていればいいと思いこんでしまったんでしょうね。
その後、叔母もなんとなく椿オイルが悪いという考えに至り、使うのをやめました。
その後、普通にシャンプーして清潔にしていたら、髪は生えてきてある程度元に戻りましたが、
頭頂部は他の部分より髪が薄いままでした。
痛い目にあったせいでしょう、
「椿油って、昔の人の使うものよね。現代人の頭には合わないのよきっと」
「年取ると髪は薄くなるのはしょうがないのよね。いらん事せずに清潔にしとくのが一番よ・・・」
と仰り、育毛の努力をすることもなく、最近はウィッグを活用するようになっております。
(うーん、ちゃんと頭皮ケアすればもっと良くなりそうなのに・・・)
どんなに良いアイテムでも、間違った方法で使ったら、逆効果になってしまいます。
気をつけましょうね、というお話でした。
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